【超重要】ピアノ初心者が軽視しがちな指番号

ピアノ

こんにちわメロデーです。
この記事ではピアノを始めたばかりの初心者や独学している方のために役立つ情報を発信しています。

今回は初心者が軽視しがちな 超重要な指番号についてお話しします。

指番号、ちゃんと守ってる?

番号通りにすると弾きにくいから自分が弾きやすいように アレンジしてるよ。
手の大きさも人それぞれだし

ちゃんと守らないと、いつまでだっても上達しないよ

そうなのです。
指番号を考えず好きなように弾いていると、いつまで経っても上達しません。

指番号はピアノをスムーズに弾くために合理的に動かせるように考えられた物ですが、初心者にとっては逆に動かしにくいように感じます。
指番号さえ守らなければスムーズに弾けるのに、意識した途端弾けなくなる・・・というのは あるあるです。

頭ではわかっているけど動かない・・・というのは避けて通れない道なのです。

なぜ動かしにくいのにその通りにしなくてはいけないのか?をご紹介していきます。
上達するためには避けて通れない道なので、変なクセが付く前にしっかりと身につけてください。

指番号とは

指番号とは、楽譜に書かれている運指で演奏する際の合理的な指使いを助けるための数字です。

これは、この音符はこの指で弾いてくださいという推奨です。
上の5線が右手で下の5線が左手なので、それぞれの指番号を当てはめてください。

親指→1
人差指→2
中指→3
薬指→4
小指→5

です。

なぜ初心者は指番号を無視するのか

単純に「動かしやすい指を無意識に使ってる」からです。
小指や薬指は思い通り動かせないので、自由に動かせる親指〜中指を使おうとするのです。体が勝手にそうしてしまうのです。

ピアニストは5本の指を自由に使えるように訓練しているので動かしにくい指を他の指でカバーする事がありません。というか、難しい曲になると 全ての指を使わないと弾けないのです。

しかし初心者は普段の生活で使うことのない指を動かそうとするのは至難の技です。
しかも楽譜の音符を追うのがいっぱいいっぱいで、その他の記号を後回しにもしがちです。

指番号の割り振りは譜読みと当時に一番最初にする作業

指番号は音階がパッと読めない方が 譜読みして楽譜に「ドレミ〜」と書いていくのと同時期に指番号も書き込んでいかないとダメなのです。要するに、一番最初にやらなければならない作業。

そして練習する時は必ず書き込んだ指番号を守らないとダメ。
毎回その時々で弾きやすい指で弾いていては体が曲を覚えません。

使いにくい薬指や小指を避け ついつい親指・人差し指・中指がでしゃばってきてしまうんですよね。
そうするといつまで経っても薬指・小指は不器用なまま、さらに自分なりの指の型を見つけられる事もなく せっかく練習しているのに凄く効率が悪いです。

それは凄くもったいない。

初心者用の楽譜には指番号が最初から書かれている物もありますが、そのような楽譜でも必ず一度は実際に鍵盤で押さえながら 自分にはこの番号であっているのか 確かめてください。
場合によっては書き換えることも必要です。

大事なのは、次に続く音符に対して効率的か(無駄な動きはないか、指が足りないということはないか)確認して一度決めたらその番号を厳守する。
何がなんでも守る。そうする事によって暗譜ができる(楽譜がなくても弾ける)ようになります。

具体例

例えば、下の楽譜をみてください

上の段(右手)の1小節目の8分音符の部分ラ・ラ・ドが1・1・4って書かれてますよね。
ラ→親指 ド→薬指 で弾きなさいって事なんですが、1小節目だけを見ると ラ→ドってわざわざ使いにくい薬指にしなくても人差し指や中指でいいんじゃないかって思いませんか。

でも2小節目を見てみると、ド・シ・ラ・ソと下がっていきます。
ここで、ドをわざわざ薬指で弾く意味が出てくるんです。

もし、ドを人指し指か中指で弾いてしまうと次のドシラソで指が足りなくなりますよね。
足りなくなると、指をまたがなくてはいけません。これでは非常に非効率なので
少ない労力で弾けるように1小節目のドを薬指にして、次にド→薬指・シ→中指・ラ→人指し指・ソ→親指 で弾くというルールを考えておくのです。

あとはひたすらその通りに弾くと体が覚えてくれる、という感じです。

練習方法

では、どうやって練習するのか。

答えは単純 体が覚えるまでひたすら繰り返す

これしかないんですよね。

コツとしては、長いフレーズを弾くと効果が薄いので 弾きにくい箇所を最小単位で弾きまくる。弾けるようになったら少しずつ2小節・3小節・・・と伸ばしていく。

あ〜何回やっても弾けない!って思っても人間って不思議で 寝て起きたらなぜか弾けるようになってたりするんですよね。
寝ている間に 脳は記憶の整理をするらしいです。

昨日は弾けたのに今日はうまく弾けない・・・というパターンもありますが、それは忘れてしまったわけではなくて体調の問題です。練習したことを次の日忘れてる・・・ということはないので安心してください。
自分では気がつかないかもしれませんが、体は着実に覚えています。
記憶は最低でも複数回の訓練→定着は必要なので、毎日コツコツとやることは本当に大切です。一夜漬けとか意味ありません。

最初は「やりにくいな〜」と思いますが、後々後悔しない為に 簡単な曲からしっかりと指番号を守って身体に染み込ませていきましょう。

体は脳より覚えが悪いです。
頭ではわかっているのに、体は楽なほうへとやりたがります。
これはもう、回数をこなすしか術はないので頑張りましょう。

最後に

慣れるまでは本当にやりにくく感じると思います。
使いやすい部分を使うという「楽な」作業は脳が本能レベルで勝手にやってしまうので、そこをいかにコントロールして 使える指を増やすかの訓練が必要です。

楽譜によっては書いてある指番号も違うので、最初から書かれてあるものが絶対に正しい というわけではありません。
人それぞれ手の大きさも違うので、人によっては書かれている番号では物理的に届かないとかもあるでしょう。

大切なのは、なぜその指なのかしっかり考えて自分が一番合理的な答えを出す事です。
しかしそれは非常に難しいので、まずは書かれている通りに弾いてみる。
そして、自分の動かしやすい法則を掴む。そして、アレンジする。という順番です。

基礎を飛ばしてただ「楽だから」という理由だけで弾きやすい指で弾いていては成長できません。

ピアノは日常では使わない動きをたくさんするので、慣れるまで本当に大変です。超マルチタスクです。
だからこそ、昨今高齢の方も認知症予防にピアノを始める方も多いそうです。上達の速度は人それぞれですが、全く上達しないという人はいないのでマイペースに楽しみましょう♪

問題なのは、いかにモチベーションを高く保って練習できるか だと思います。

もし定期的に通える方であれば、断然マンツーマンのピアノレッスンをオススメします。
やはり、自分の進捗状況やクセなど理解してくれているプロの先生とのレッスンは飛躍的に上達します。
何よりモチベーションが落ちづらく 結果長く続けられて上達します。

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