こんにちわ メロデーです。
今回はドラムを全く叩いたことがない人でも今すぐ始められる練習方法「アクセント移動」についてです。
前回はリズムキープのためのチェンジアップの解説をしましたが、チェンジアップは手拍子などでも練習できますが、今回は最低限スティックは準備しましょう。
理由は後ほど解説します。
誰でも練習できるとは言いましたが、慣れるまでは結構難しい練習です。
なので最初はチェンジアップや8ビートなどでしっかり基礎に慣れてからアクセント移動に取り掛かってください。
前回のチェンジアップの練習方法はこちら
ドラムが初めての人でもできる練習方法【チェンジアップ】
この練習は音楽のメリハリ・表現力を養う基本中の基本なので、初心者だけでなく中級ドラマーになってもしっかりと身につけておきましょう。
この練習がなぜ必要かというと、ドラムに限らずギターもベースもボーカルも、一定の音量で演奏すると聴いてる方はつまらなく感じます。
ドラマでいうセリフ棒読みの大根役者のような感じでしょうか。
ですので、音量の大小「アクセント」は音楽の表現の中でもかなり重要になってきます。
その為の練習がアクセント移動なので初心者のうちからしっかりと練習しておきましょう。
基本のストローク4つ
アクセントは「強く」叩くか「弱く」叩くかで決まります。これは想像できますよね。
単純に強く叩くためにはスティックを遠いところから振りかぶって叩いて、小さく叩きたい時は打面の近くからポンっと叩いてあげればいいわけです。
しかし、早いテンポになると大きく腕を振るということは、その分動作に時間がかかるということなので合理的に腕をコントロールする必要が出てきます。
その為必要になってくるのが次の4つのストロークです。
次の音を強くするのか弱くするのかによって、どのストロークで叩くのか考える必要があるのです。
初心者にはなんだか難しい話ですが、要は慣れなので最初はゆっくりなテンポから徐々に慣れていきましょう。
では、基本の4つのストロークをまずは覚えましょう。
言葉だと分かりづらいので図説してみました。(絵心なくてすみません)
- フルストローク
アクセント(強い音)を叩く時に使用
腕を大きく振って、叩いた後も腕を振り上げる動作に戻る叩き方。
連続で大きな音を出したい時に使います。
次にする動作:フルストローク or ダウンストローク
- ダウンストローク
アクセント(強い音)を叩く時に使用
腕を大きく振って叩いた後、打面に近い位置にスティックを留めておく叩き方。
次にする動作:アップストローク or タップストローク
- アップストローク
ノーアクセント(弱い音)を叩く時に使用
打面に近い距離から手首を使って叩いて、叩いた後に腕を上げます。
次にする動作:フルストローク or ダウンストローク
- タップストローク
ノーアクセント(弱い音)を叩く時に使用
打面に近い距離から叩いて、叩いた後も腕は振り上げない。小さく細かく叩く方法です。
次にする動作:アップストローク or タップストローク
以上が4つの基本的なストロークです。
これを組み合わせて、実際にアクセントの練習をしていきます。
練習方法
今回の練習はストローク(腕の振り下ろし)のコントロールが絡むのでスティックが必須です。
1000円前後で購入できるのでぜひ用意してください。
手で太もも叩くのでもいいのでは?と思うかもしれませんが、腕や手首の動き、打面とスティックの距離感が重要になります。
全くの初めてで「アクセント移動の感覚」を理解する程度なら手でもペンでもいいと思いますが、将来的に上達するには必ずスティックは必須です。
練習パッドもあった方がいいのですが、なければ雑誌とかでもOK。
メトロノームは無料アプリのものでいいので必ず合わせなから叩いてください。
最初は4分の4拍子の1拍に1つアクセントが入る方法で練習しましょう。
1・2・3・4・・・と続いていく拍の中で
1・2・3・4・・・と、1をアクセントで叩くのを4回くりかえし
1・2・3・4・・・と、2をアクセントで叩くのを4回繰り返し次は
1・2・3・4・・・×4回 1・2・3・4・・・×4回という流れで練習します。
腕は右→左→右→左・・・・と交互に動かし
上記のストロークを参考にしながら赤字のところをアクセントにして叩いてください
ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ
ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→タップ→アップ
・・・・・できましたか?
右手はダウン→アップを交互に繰り返して
左手はひたすらタップで小さく叩いてます。
最後の2つを除いて!
最後だけ右手がダウン→タップになり、左手がタップ→アップになっています。
これは、その続きの「アクセントチェンジ」に引き継ぐ為です。
この次は2拍目がアクセントになるので
タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ
タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→タップ
と練習していきます。
さっきまで右手のダウンで強く叩いていたものが左手に移動したのがわかりましたか?
ここで右手をタップにする為には前でアップで終わると手が上に行ってしまい小さい音にするには合理的ではありませんね。
なので、前回のラストをタップで終わり、今回の右手タップに引き継いだというわけです。
左手の理屈も同様です。
2回目はタップ・タップで終わっているので、次はアクセントが3つ目に移るんだなというところが推測できます。
3つ目にアクセントを出すということは、右手で1つ目を打った後に腕を振り上げておかねばなりませんね。
ということは、右手の1打目は「アップ」です。
2つめ・4つめもアクセントではないので、前回最後に「タップ」で終わったまま2つ目も「タップ」です。
3つめは1つめの「アップ」で腕を振り上げているので大きい音で叩くことができますね。
さらに叩き終わった次の小節の1打目はアクセントではないので「ダウン」で腕は振り上げずにコントロールしておきます。
そして、今回は1小節に1アクセントなので、4つめもアクセントではありません。
かつ、次に続く2小節目の2打目(右手で1打目、3打目を叩くので左手は2打目、4打目)もアクセントではないので4つめは「タップ」です。
なんだかすごく膨大な文字で説明しましたがお分かりいただけますか?
じゃあ4小節目はどうなるだろう?と一度ご自身で考えて見るのも理解が深まる近道になりますので一度考えてみてください。
全体を通すと
ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ
ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→タップ→アップ
タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ
タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→タップ
アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ
アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ
タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン
タップ→アップ→タップ→ダウン→タップ→アップ→タップ→ダウン
という感じです。文字になるとめちゃくちゃわかりにくいですね。楽譜ってありがたい。
もっとわかりやすいものができたら加筆・修正しますね。
まとめ
なんとなく理屈は理解していただけたでしょうか?
頭では理解しても実際に両手で操作すると最初は大混乱します
どちらかと言うと初めてすぐの超初心者には難しい部類の練習なので
まずは40とかのゆっくりでしっかり慣れてください。
ドラム初心者がまず叩いてみるのは自分の太ももとかマクラ・クッション・雑誌あたりだと思いますが、結構打面の跳ね返りなどもコントロールしないとダメなのでやはり練習パットは1つあった方が確実に早く上達します。
3000円〜8000円ぐらいであるので初期投資で購入することをオススメします。
私は定番のEVANSのReal Feelの12インチを購入しましたが、いい感じです♪
今は練習パッドしか持ってませんが、やっぱりスタンドと椅子は必要だと感じています。姿勢大事!
なので近々購入予定
楽器の相場でいつもお世話になっているのが石橋楽器店
みているだけで楽しいです。
長くなりましたが、それではみなさまもコツコツ練習してドラム上手に叩けるようになりましょう!
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