こんにちわ
大人になってからピアノを趣味として充実した時間を送っています。
たくさんの人にも音楽を聴くことだけでなく、演奏する楽しみを味わって欲しいと思っています。
今回は初心者がよくやりがちな悪いクセについてお話しします。
ここを意識して直していくだけで 将来の上達度が全然違ってきます。
わたしもまだまだ初心者なのですが、自分がよく指摘されるダメなところが ピアノ始めたばかり方がやりがちな失敗パターンと共通しているので、これから独学される方に共有できれば良いなと思っております。
悪いクセは一度ついてしまうと矯正するに より時間がかかってしまうので 気づいたその日からしっかり直すようにしてください。
この記事をみて、今一度自分にも当てはまってないか意識してみてください
悪いクセ その1 姿勢が悪い
姿勢というのは、背筋を伸ばして美しく座るということだけではなく
手の形・椅子に座る深さ・椅子の高さなど 初心者のうちから徹底的に身体に染み込ませて置いた方が後々楽になることがたくさんあります。
ピアノは手や腕だけでなく 足や肩・腰など 全身を使って表現する楽器ですので、姿勢が悪いと旋律も乱れます。
というより、姿勢が悪いと弾きにくいですし 最悪身体を痛めます。
初心者のうちは難しい曲を弾きこなしたり表現力を高めるというところまでしないので 姿勢が悪くてもまぁなんとなく弾くことはできますが、それがクセになると必ず壁にぶち当たります。
悪いクセ、習慣が身につくと後々苦労するのは自分自身ですのでいい姿勢を身につけましょう。
詳しい記事はコチラ↓
悪いクセ その2 指番号を無視している
指番号を軽視する初心者もかなり多いです。独学や自己流の方は特に多いかもしれません。
なぜならば、指番号を気にせずに弾く方が楽だからです。
それならば何故 指番号を守らなければならないのかは、後述しますがまず
指番号とは、楽譜に書かれている運指で下記画像は有名な「エリーゼのために」の最初の部分ですが、5線の上下に番号が振られていますよね。
これは、この音符はこの指で弾いてくださいという推奨です。
上の5線が右手で下の5線が左手なので、それぞれの指番号を当てはめてください。
親指→1
人差指→2
中指→3
薬指→4
小指→5
です。
初心者の独学者が思いがちなのは「楽譜に書いてある音符をその通りに弾けばいいんだ」という事。
確かにその通りです。
そして、そうする為に指番号が必要なのです。
しかし初心者に限って見落とす。何故か?
それは楽譜の音符を追うのがいっぱいいっぱいで、その他の記号を後回しにしがちだからです。
テンポや強弱記号はとりあえず見ないで まずは一通り弾き慣れてからあとでじっくり取り組もうという方が多いんですね。
そのノリで、なんか数字が上下に書いてあるけどよくわからんから後回し〜というパターン。
それ、ダメです。
指番号は音符読めない方が譜読みして楽譜に「ドレミ〜」と書いていくのと同時期に指番号も書き込んでいかないとダメなのです。要するに、一番最初にやらなければならない作業。
そして練習する時は必ず書き込んだ指番号を守らないとダメ。
毎回その時々で弾きやすい指で弾いていては体が曲を覚えません。
特に指を動かし慣れていない初心者のうちは、使いにくい薬指や小指を避け ついつい親指・人差し指・中指がでしゃばってきてしまうんですよね。
そうするといつまで経っても薬指・小指は不器用なまま、さらに自分なりの指の型を見つけられる事もなく せっかく練習しているのに凄く効率が悪いです。
それは凄くもったいない。
最初は「やりにくいな〜」と思いますが、後々後悔しない為に 簡単な曲からしっかりと指番号を守って身体に染み込ませていきましょう。
指番号について詳しくはこちらで↓
悪いクセ その3 拍(リズム)を無視している
音楽とは、楽譜に書かれている音階と拍(リズム)が全てです。それらがわからないと、まず楽譜が読めません。
そして、リズムが乱れると音楽として成立しません。ピアノだけではなく全ての楽器で言える事です。極論を言えば、人間もそうですよね。拍が乱れる=不整脈なので危険な状態です。
曲を弾いている時にミスタッチしてしまう事は初心者だけでなくプロでもありますが、そこで絶対にリズムのカウントを止めてはいけません。
間違えたからっていちいち止まっていては音楽になりませんよね。
ソロならまだしも、バンドやオーケストラならどうなってしまうでしょう。一人だけリズムがズレると台無しになってしまいます。それほどリズムを数える事は音楽では大切な事なのです。
そんな大事な拍(リズム)なのですが、初心者のうちは音階を両手で鳴らす事だけで結構 頭がいっぱいいっぱいになります。
難しいならゆっくりの弾けるテンポで落としてもいいのでしっかりと頭の中で「1と2と3と4と・・」とリズムを刻んで楽譜に書いてある音符に必ず合わせてください。
知っている曲やCD付きの楽譜だとついつい耳コピに頼って「なんとなく」のタイミングで弾いてしまいますがそれではいつまで経っても上達しません。
最初は両手+カウントで頭の中が大混乱しますが 続ければ慣れます。頭の中でカウントするのが難しければ声に出して数えてください。
悪いクセ その4 鍵盤から指が離れすぎている
初心者でありがちなのが、指をバタバタと動かしてしまう事。
小指がピーンとしてしまう事。
これはもうしょうがないのですが、なるべく指と鍵盤を離さないように近い距離で弾くように意識してください。
指が鍵盤から離れる というのは あえて強い音を出すなどテクニックを要する弾き方をする時以外は非常に無駄な動きです。
将来、速い曲でも合理的に無駄な力を抜いて弾くには避けて通れない道です。
0コンマでも早く次のポジションで待機して上からしっかり鍵盤を押さえる為には無駄な空中で軌道を描いている時間はありません。
というと、非常にストイックなように聞こえるかもしれませんが 要するに無駄をなくすという考えを初心者のうちから意識しておいて欲しいのです。
指が鍵盤から離れれば離れるほど、指が迷子になりミスタッチにも繋がりますしね。
そして、よっぽど訓練されたピアニストでもなければ指だけをバラバラに上下に動かす事は難しいので となると手首を使って指を上げている=無駄な力が入っている という事なのです。
最後に
以上の事は最低限の事ですが、後半部分は初心者のうちは難しい部分ですので始めたばかりの頃はうまくいかなくても気にする必要はありません。
ただ、ピアノの先人達が編み出した練習方法や指遣いはちゃんとした意味があります。
ピアノの指の動きは普段の生活とは全く異なる動きをするので最初のうちは違和感があり弾きにくいと感じることもしばしばあります。
しかし自分の楽なようになんとなくで弾いていると中級になった頃に限界を感じますし 初心者のうちに培ってきたクセを1から直すとなると時間と効率が悪いので 始めた頃から意識して訓練の一つとしてやりにくくても慣れるまで続けましょう。
まとめると、無駄な動きをなくすという事が大部分ですが 初心者のうちから指先に意識を込めて練習するとしないとでは数年後の結果が大きく変わってきますので 是非楽しくピアノを弾いていけるように日々小さな事から積み重ねていきましょう。
全くの初めてだと自分の姿勢や弾き方が正しいかもわかりにくいと思いますので、1回だけで完結する個人のスキルシェアなどのレッスンでプロに見てもらい客観的意見を聞くのもオススメです。
→【ストアカ】
地域やフリーワード(ピアノ)なので検索してみてください。
こういったスキルシェアだと定期的に通えない方や近くに教室がないという方でもレッスンを受けられるので非常にありがたいですね。
ピアノだけでなく、他のレッスンもたくさんあって興味をそそられます。
もし定期的に通える方であれば、断然マンツーマンのピアノレッスンをオススメします。
やはり、自分の進捗状況やクセなど理解してくれているプロの先生とのレッスンは飛躍的に上達します。
全国に教室があり質の高いレッスンが受けられるオススメ教室
→シアーミュージック
最初はピアノ続けるかわからないしとりあえず独学でやってみようかなと思っている間は挫折する可能性が大いにあります(わたしがそうだった)
そうならない為には「絶対にこの曲を弾く!」という強い意志とモチベーションが必要になってきます。
わたしは弾きたい曲がありましたが、実際弾いてみると難しい場所で簡単に心が折れ→放置。誰に聴かせるでもなく、必要に迫られてもないので「またあとで〜」と後回しになってしまいました。
多分この調子だと1年経っても弾けてないと思います。
しかし、ピアノを習いにいくと1年経っても弾けそうになかった曲がものの見事に3ヶ月で弾けるようになりました。
なので、もし独学で飽きたり心折れそうになった時はお金を払ってレッスンを受けに行くことをオススメします。
やはりお金を払うと 元を取らないとって別のモチベーションが出てきますし、1曲でも弾けると凄く楽しいし自信も付きます。
もちろんレッスンを受けたからといって先生の言われた事だけをやるだけでは急成長しませんので、先生からのレッスン+自身でもさらにピアノについて勉強してくださいね。
ピアノは続ければ誰でも必ず弾けるようになる一生の趣味なので壁を乗り越えつつ楽しみましょう♪
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